シオハラさん、本の紹介です

シオハラさん、本の紹介です

ボイストレーニング・弾き語り

 

梅雨らしい天気が続きます。晴れ間を利用して洗濯物などをこなしましょう。

久しぶりに小説のご紹介です。ジョン・ル・カレという作家さんをご存知でしょうか。ちょっとマニアックかな。スパイもので有名なイギリスの作家さんなのですが、彼の書くスパイものは派手で華やかな「007」シリーズなどとは趣きを異にします。
どう違うのか。

ズバリ、シリアスなんです。「007」シリーズは派手な車に乗って、銃をバンバン撃って、美人を引き連れて、といかにも画像映えするように作られていますが、ル・カレの作品は室内で打ち合わせをして、こそこそと小さなわなをしかけ、取調室で尋問をしたり、とおよそ派手なシーンが出てきません。じっとりと汗をかいた中年男同士が真剣な顔で話し合うようなシーンが多く、地味なのですが、なんともいえない味わいが興味深い作家さんです。それだけに好き嫌いははっきり分かれそうですね。

以前にご紹介したディーン・クーンツが万人向けの楽しい作品を書く代表格とすると、ル・カレは読むのにやや体力を必要とするニッチな趣味の代表的な作家さんかもしれません。興味のある方はぜひお読みになっていただきたいと思います。

ではまた、業態の変革の必要性を、切実に感じ始めているシオハラでした。